身に起こっていること
目の前に繰り広げられている現実
すべては、自分がどのような「波動」を放っているかで
決まります。
悲しみの波動を放てば、悲しい現実が
怒りの波動を放てば、怒りが湧く現実が
絶望の波動を放てば、絶望せざるを得ない現実が
不安の波動を放てば、心配した通りの残念な現実が
やってきます。
だから、自分の「波動」を整えましょう。
生きているものばかりではなく
この宇宙のすべては光の粒子でできていて
それらはそれぞれ特有の「周波数」を持った「波動」を放っています。
固体であろうと、気体であろうと
さらに
名前や時間や国といった概念であろうと
もちろん人の感情や思考であろうと
それぞれ固有の周波数の「波動」を放っているのです。
自分の「波動」をどの「周波数」に合わせるかで
見えるものがまったく違ってきます。
「周波数」を変えるだけで、即座に目の前に見えている現実は
変わるのです。
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というようなことが、いわゆる量子力学の一部分で
特に私たちが知っているといないのとでは
ものすごく人生が変わってくる部分です。
ただ、これっていきなり「そうなんですよ」と言われても
なかなか「あ、そうなんですね」と簡単には腑に落ちないと思います。
私たちは長年の学校教育の中で、ニュートン力学が身に浸みついていますから。
いきなり、科学の最先端
しかもまだ科学者たちさえ理論立てて説明しきれない部分を残している量子力学について
「私はしっかり理解しています!」とはなかなか言えません。
(もちろん、私自身も!)
そこで、「波動」という言葉の前に、もう少しだけ馴染みのある
「脳波」というものについて、書いてみたいと思います。
「脳波」は計測が可能で
(私は小学生の頃、片頭痛がひどくて、学校の勧めで
脳波計測に大学病院へ行ったことがあります)
一応、科学的、現実的なものと認識されていますので
とっかかりとしては受け容れやすいのではないかと思うのです。
脳は電磁化学的性質を持っています。
神経細胞の活動の状態によって変化する脳の電子活動を計測したものが
「脳波」という訳です。
「脳波」はその「周波数」によって以下のように分類されています。
- デルタ波(0.5~4Hz)
- シータ波(4~8Hz)
- アルファ波(8~13Hz)
- 低ベータ波(13~15Hz)
- 中ベータ波(16~22Hz)
- 高ベータ波(22~50Hz)
- ガンマ波(40Hz以上)
それぞれの脳波が計測される時の
人の意識状態を詳しくみていきましょう。
《デルタ波》
深い睡眠・熟睡状態。
脳機能は最低レベルの活動量に留まっています。
顕在意識はほとんど活動せず、身体は修復に励んでいます。
人間は、誕生から二歳時くらいまでの多くの時間は
このデルタ波の状態にあります。
《シータ波》
意識は覚醒していて、身体は眠っているような半眠・半覚醒の状態。
深いリラックス状態と言うことも、トランス状態と言うこともできます。
私が毎日おこなっている「瞑想」は、この状態に入ることを目的としているのです。
禅僧やチベットの高僧、ヨガの行者などは、普段からこの脳波なのだそうです。
内面世界と深く繋がっており
顕在意識と潜在意識の間のヴェールが取り除かれている状態なので
ひらめきが起こりやすい状態と言われています。
《アルファ波》
集中・リラックス・楽しい興奮状態。
「左脳」と「右脳」が両方とも活性化している状態です。
物事を解釈する能力も、分析する能力も起きています。
また同時に、内面世界の創造的部分も
外界の現実と同じくらいリアルなものと捉えられています。
ベータエンドルフィンという若返り・痛み止めのホルモンが分泌され
幸福感や安心感、面白さなどを最大限に感じられる状態です。
一時期さかんにアルファ波を促すCDなどが売られていたのも肯けますね。
5~8歳くらいの子どもが「ごっこ遊び」に興じて
何時間でもそのキャラクターになり切って楽しんでいるのは
このアルファ波がこの時期の子どもの主流であるからです。
《低ベータ波》
リラックスして何かに関心を向けている状態。
好きな分野の本を読んでいる時などですね。
私は、このブログ記事を打っている今
この低ベータ波の状態にあると思います。
《中ベータ波》
一般的な大人が仕事中に出している脳波です。
軽い緊張、軽いストレス状態。
論理的思考や注意力が強く働いています。
大学生が自分の興味ある分野の勉強をしていて
低ベータ波の状態で、適度な関心を持って本を読み終わったところで
その内容を理解しているかテストをしますよ、と言われた場合
注意力を少し高めて分析的思考を始め
大脳新皮質は活性化します。
その時、低から中ベータ波への移行が起こっているということです。
《高ベータ波》
強いストレス下に置かれ、極度に警戒している時
その対象に意識を集中し続ける状態。
心配・不安・批判・警戒・不信などの心的状態が起こります。
「左脳」だけが活性化し「右脳」はオフ状態です。
脳内にはノルアドレナリンというホルモンが分泌され
それによって怒りが引き起こされます。
問題解決、学習、創造、ヒーリングなどの時に起きる集中とは
まったく質が異なる「集中過剰」と言える状態です。
身体は過剰な刺激に興奮状態になっているのに
うわべだけの平静を装おうとしています。
ブログ記事『いつからどうして変わったか?』の冒頭部分
私自身が長年、こういう状態だった、私はこれらの権化だった、と書いたその一つ一つと
脳波が高ベータ波を示している時の状態は
笑ってしまうくらい一致しています。
要するに、私は
深い睡眠時以外、特に起きて日常生活を送っている間はずっと
長期的に高ベータ波のみの状態で生きてきたことがはっきりとわかります。
長期化する高ベータ状態が、何を引き起こすか??
続いてはこの問題について書いていきます。