プロフィール
豊かな人へ
「豊か」という言葉から、何をイメージされますか?
経済的豊かさ
精神的豊かさ
また
才能豊か
感情豊か
表現力が豊か
個性が豊か
豊かな時間
豊かな暮らし
豊かな心
・・・etc.
自分で「ああ、豊かだな」と思える瞬間を持つことは、とても幸せなことだと思います。
私は、自分のこの人生を豊かなものにしていきたい
そして、私とご縁のある方が「豊かな人」として、いきいきと暮らしている、そんなさまを見ることをとても幸せだと感じます。
はじめまして
みすぎ絹江と申します。
声と心の専門家として、ヴォイス・トレーニング、心理カウンセリングのセッションを行っています。
特に、「声が出にくい」などの問題をお持ちの方へ、心身両面からアプローチして、問題を解決に導くことが専門です。
また、ソプラノ歌手として演奏活動も続けています。
あらゆる面で豊かさを求めつつ、心愉しく日々を生きている私ですが、つい数年前までは、自分が何に巻き込まれ、何に翻弄され、何に苦しんでいるのかさえ、まるで正体をつかむことができず、ただただ、毎日を凌いで、切り抜けていくことだけに全精力を注ぎ込んでいました
当時は気づきませんでしたけれど、慢性的に疲れ果てていました。
東京生まれ、東京育ち
3歳の頃からピアノと「おうた」を習い、中学2年で本格的に声楽のレッスンを受け始めました。
都立芸術高校(現在、都立総合芸術高等学校)から、東京藝術大学音楽学部声楽科に進み、卒業後は声楽家として、ヴォイス・トレーナーとして、声楽の指導者として、高校の音楽講師として、30年間生きてきました。
でも、ずっとずっと「?」を抱えていたのです。
声が出にくい
練習しても しても、いえ、練習すればするほど、声は出にくくなります。
「これは自分の発声技術が至らないからだ」と叱咤し、もうこれ以上は無理…というほど努力を重ねました。
それでも、声の出にくさは変わらない
むしろ、年を追うごとに出にくくなる
ついには、喋る声も出なくなりました…
そして2011年夏、ようやく「ジストニア」という病名がつきました。
練習不足でも、練習し過ぎでもなく、また、よくない発声法のせいでも、未熟さからでも、能力の欠如でもなく、病気だ、ということがわかったのです。
病名がついて、安堵する心もありました。
長い間の疑問に答えが与えられた気持ちでした。
けれど一方、そう簡単に治せる病気ではないということが、医療機関を訪ね歩くうちに判ってきました。
この病気の専門医、何人もの先生にお会いしましたが、対症療法=症状を軽減する策を提示してはくださっても、「治す」方法は誰も教えてくれませんでした。
私はただ症状を消したいのではない
この病気を、根底から治したいのだ!完治させたいのだ!
それなら、自分で治そう
決して諦めず、何としても…
病気を受け容れて生き続ける自分を、私は断固受け容れない!!
そう自分自身に「宣言」をして数年、今、私は何不自由なく喋り、歌い、指導しています。
学校を卒業して以来30年分の疑問と苦しみに自ら終止符を打ち、運命を変えることを決意してから、それほど長い時間がかかったわけではありません。
けれど、その数年間に起こったことは、50年の人生にも匹敵するほど、大きな意味と重みを持っていました。
(その一つ一つを、ブログ『それでも歌って暮らしたい』に書き綴ってきました)
母親が発達障害者であること
幼い頃から虐待を受けて育ったこと
いくら望んでも、母親と心から共感しあうことは一生できないこと
この成育歴がジストニアの発症に関わっていること
これらの事実が判明し、受け容れ、自分自身を見つめ続けました。
見つめ続けながらも、自分の抱えている問題を解決するための行動をとり続けました。
およそ考え着く限りの方法を実践し、手助けしてくれる方に頼りもしました。
その結果、私は心の底から理解しました。
ある時、ストンと腑に落ちたのです。
どんな成育歴を持っていようと、どんな難治病を患っていようと、どれほどの窮地に追い込まれていようと、すべてを失ったように感じていようと
自分の人生の舵を握れるのは、自分自身だけ
人生に、運命に、支配されるのではなく、自分自身がこの人生のかじ取りをできる唯一の存在である
ということが。
人は誰でもその人なりの花の種を携えて、この世に生を授かるのだ、と思っています。
ささやかでも、小さくても、花はひらく。ひらいてこそ!の人生です。
どんな花にも美しさ、尊さがあります。
大輪の、輝くばかりに咲き誇るはずの種を持って生まれたとしても、その花がひらくことなく蕾のままで落ちてしまうなんて、こんなに悲しく、残念なことはありません。
あなたには、あなたの花がある
それがのびのびと自分らしくひらき、陽の光を浴びながら、生命の喜びを味わう
そうなるように、人はこの世に生まれてくるのだし、どんな事情があろうと、花ひらかせることはできます。
そして、花ひらいた時、同時に実現されるのが「豊かさ」なのです。
この世でたったひとつの、かけがえのない自分だけの花を咲かせ、豊かな人生を歩む。
やり方にさえ気づけば、今すぐにでもそこへ向かって歩き出すことができるのです。
その方法への気づきを得るお手伝い、これが私の仕事です。
2016年 12月
経歴
東京都立芸術高校(現:都立総合芸術高校)声楽科、
ヨーロッパでの演奏活動、東京室内管弦楽団との共演など、
都立高校の音楽講師を25年間務める。2018年パン・パシフィック声楽コンクール プロ部門入選。同年JILA音楽コンクール声楽部門第三位。国際芸術連盟専門家会員。
声楽レッスンサロン「音楽文化サロン」、混声合唱団「
2015年心理カウンセラー資格、
心理カウンセラーとして高橋和巳精神医学博士に師事、
新宿ボイスクリニック院長・東京医大耳鼻咽喉科教授 渡嘉敷亮二医師と協力して、発声障害その他、