お金のこと
お金のことについて書くことを
長い間ためらっていました。
私自身に
お金に対する心理的ブロックが
あったということですね。
50歳を過ぎて、やっと
「お金とは?」という問いに
おぼろげながら答えが見えてきたように感じています。
現在、私が個人で行っている
指導、セッションは
声楽個人指導
心身解放ヴォイス・レッスン
カウンセリング
個人長期プログラム
ですが
その費用は、高いか?
安いか?
という判断は
人によって
非常にまちまちだと思います。
具体的な価格がいくらか?
ということとは
まったく別問題で
その提供されている価値が
現在のその人にとって
必要なものであれば
人はいくら高額であっても
お金を払います。
いくら安価であっても
必要でないものには
一銭も出したくないものです。
(あ、でもただ安いから、という理由だけで無駄な買い物をしちゃうこともありますね笑)
その人の経済状態が
どれほど切羽詰まっていようと
反対に余裕綽々であろうと
この原則に変わりはないようです。
かくいう私自身の話です。
声が出ない辛い時期
それは声楽家としても
指導者としても
仕事をするのに非常に不都合な状況だった訳で
思うように働けず
収入は少なかったのです。
自分の懐具合がどうであろうと
私はとにかく!声が出せるようになりたかった!!
何が何でも
どんなことをしてでも
正常に話せ、歌えるようになりたかったのです。
その為には、何でもしようと心に決めていました。
結果、望んだ通りに私は声を取り戻しました。
人の前で気持ちよく歌い
たくさんの人と思い切りお喋りを
愉しんでいます。
声を取り戻す試みの期間
一体、いくらお金を使ったでしょう?
あまり自慢にもなりませんが(^_^;)
半年で100万円以上使ったこともあります。
総額では・・・?
計算するとクラクラしますので
ここには明記しませんが
とにかく、半端なお金の使い方ではありませんでした。
自分の貯金では足りず、夫から借金をしました。
夫から、というところが
私の場合、甘ちゃんですが(笑)
当時まだまだお金に心理的ブロックが
激しくあった時期の話です。
私個人の不都合を解決するために
夫が汗水たらして働いて貯めたお金を
使わせてもらうこと
「これを試してみたいのでお金を貸してください」
と言うことには、非常に抵抗がありました。
その頃
受ければきっと効果はある!と
確信が持てる施術がありました。
アーユルヴェーダのトリートメントです。
けれど、先生の指示通りの回数を期限内に受けると
2か月半で40万円ほどかかる計算でした。
私は悩みました。
受ければ、それだけの効果はあるだろう
けれど、今ここでその金額は出せない・・・
今、振り返って
この自分の決断を翻訳すると
40万円払うほどには
真剣に自分の声を取り戻したいとは
思いません
ということになります。
お金を出さないという決断は
私はそこまでして
自分の望みを叶えようとはしません
という自分自身への宣言だ
と言うこともできます。
・・・・・・・・・・・・・・
こんなふうにして
お金を思い切って使ったり
あるいは思いとどまって
行動を見合わせたり・・・・を繰り返しているうちに
次第にわかってきたのです。
お金を出すということは
私は何としてでも
自分の望みを叶えます!
という、自分自身への宣言なのだ、と。
それが、高額であればあるほど
自分自身への宣言は
力強いものになります。
高額のお金を払うことで
その価値を受け取れる自分ができる
という言い方でもできます。
お金は
貨幣や通貨などと呼ばれますが
私たちが日ごろ感じているより
ずっとずっと、心の力を表します。
ただの紙であり
金属片であるお金ですが
その見かけは仮の姿です。
実際は、お金は
エネルギーそのものだと
私は感じています。
大金を使ったのに
効果がまったくなかったorz
という経験も
払った高額なお金以上に
私自身を大きくよく変えてくれた
という経験も
どちらもたくさんしました。
スッた(笑)お金も
実になったお金も
今では、どちらも同じように
私にとって力になったのだと
感じています。
私は、お金を支払うごとに
その行為をとおして
自分の意思と目標を明確にし
自分自身への宣言を
強化し続けたのだ、ということが
今はわかっているからです。